企業の店舗や施設をゲームにすると何が変わる?バーチャル空間を活用する新しいブランド体験

企業の店舗や商業施設、駅、ホテル、観光施設など、私たちの身の回りにはさまざまな空間があります。
こうした店舗や施設を、Roblox(ロブロックス)やFortnite(フォートナイト)などのゲームプラットフォーム上に再現し、オリジナルゲームとして公開することができます。
しかし、実際の店舗や施設をゲームにすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
重要なのは、店舗や施設を単にバーチャル空間に再現することではなく、その場所を舞台にユーザーが楽しめる体験を生み出すことです。
今回は、企業の店舗や施設をゲームにすることで生まれる、新しいマーケティングの可能性について解説します。
店舗や施設が「訪れる場所」から「遊ぶ場所」に変わる
通常、店舗や施設は買い物や食事、宿泊、移動など、特定の目的を持って訪れる場所です。
一方、ゲームの中では、その場所自体をエンターテインメントに変えることができます。
例えば、ショッピングモールを舞台にしたかくれんぼゲームや、駅構内を使った探索ゲーム、ホテルの中でミッションをクリアするゲームなどです。
現実では買い物をする場所でも、ゲームの中では友人と一緒に遊ぶ場所になります。
「商品を買いに行く場所」から「遊びに行きたい場所」へ。
店舗や施設に対する新しい興味を生み出せることが、ゲーム活用の大きな魅力です。
実際に訪れたことがない人にも店舗を知ってもらえる
企業の店舗や施設は、立地によって接点を持てるユーザーが限られます。
例えば、東京にある店舗を地方や海外のユーザーが訪れる機会は、必ずしも多くありません。
しかし、RobloxやFortniteでゲームを公開すれば、遠方のユーザーにも店舗や施設の存在を知ってもらう機会を作れます。
さらに、単に建物の外観を見てもらうだけでなく、店内を探索したり、特徴的な場所で遊んだりすることもできます。
実際の店舗を訪れたことがないユーザーでも、ゲームを通じてその場所に親しみを感じる可能性があります。
ゲームは、店舗や施設の立地にとらわれず、新しいユーザーとの接点を作る手段になるのです。
Roblox・Fortniteなら店舗そのものをゲームの舞台にできる
RobloxやFortniteでは、実際の店舗や施設をモチーフにしたオリジナルゲームを制作できます。
例えば、次のような企画が考えられます。
ショッピングモール:施設全体を使ったかくれんぼや宝探しゲーム
小売店舗:商品に変身して隠れるゲーム
駅・鉄道施設:駅構内や沿線の街を探索するゲーム
ホテル・宿泊施設:客室や館内を舞台にした謎解きゲーム
観光施設:名所を巡りながらミッションをクリアするゲーム
商業ビル:建物を舞台にしたアスレチックや対戦ゲーム
このように、施設の形状や特徴を活かすことで、企業独自のゲームを制作できます。
特に、実際の店舗や施設を知っているユーザーにとっては、見覚えのある場所で遊べること自体が面白さにつながります。
一方、初めてその場所を知るユーザーにとっても、ゲームを楽しみながら店舗や施設に触れる機会になります。
ゲームを通じてブランドへの親しみを生み出せる
従来の広告では、店舗の魅力を写真や動画、文章などで伝えることが中心でした。
一方、ゲームでは、ユーザー自身が店舗を探索し、さまざまな体験を楽しむことができます。
例えば、友人と一緒に店舗内でかくれんぼをしたり、商品を探すミッションに挑戦したりする体験です。
こうした楽しい体験を通じて、店舗やブランドに対する親しみが生まれる可能性があります。
重要なのは、ユーザーが広告を見せられているのではなく、自分の意思でゲームを楽しんでいることです。
「店舗を知ってもらう」だけでなく、「店舗で遊んだ楽しい思い出を作ってもらう」。
これがゲームによるブランド体験の特徴です。
若年層との新しい接点を作ることができる
企業が店舗や施設をゲームにするメリットの一つが、Z世代・α世代との接点づくりです。
RobloxやFortniteは、若年層にも親しまれているゲームプラットフォームです。
普段は企業の店舗や施設に関心がないユーザーでも、面白そうなゲームであれば遊んでみたいと感じるかもしれません。
例えば、買い物に興味がない子どもでも、ショッピングモールを舞台にしたかくれんぼゲームには興味を持つ可能性があります。
そして、ゲームを通じて施設の名前や特徴を知ることで、将来的に実際の店舗へ関心を持つきっかけになることも考えられます。
企業や施設への関心がなくても、ゲームの面白さを入口にできることが大きなメリットです。
バーチャル空間だからこそできる体験がある
店舗や施設をゲームにする際、必ずしも現実の空間を忠実に再現する必要はありません。
例えば、店舗の中に巨大な商品を登場させたり、普段は入れない場所を冒険できるようにしたり、建物全体をアスレチックコースにしたりすることもできます。
現実の店舗では実現が難しい演出も、ゲームの中であれば表現できます。
また、ブランドの世界観に合わせて、実際の店舗とは異なる特別な空間を作ることも可能です。
現実の店舗の魅力と、ゲームならではの自由な表現を組み合わせることで、新しいブランド体験を生み出せます。
ゲームからリアル店舗への関心につなげる
店舗や施設をゲームにすることで、リアルな場所への関心を高めることも期待できます。
例えば、ゲーム内で実際の店舗の特徴的な場所を紹介したり、施設に関連するミッションを用意したりする方法です。
また、リアル店舗で開催するイベントとゲームを連動させることも考えられます。
ゲームで知った店舗や施設を、実際に訪れてみたいと感じてもらうことができれば、オンラインとリアルをつなぐ新しいプロモーションになります。
ただし、ゲームを遊んだことが必ずしも来店につながるわけではありません。
来店促進を目的とする場合には、イベントやキャンペーンなど、実際の行動につながる仕組みを組み合わせることが重要です。
展示会やイベントでも活用できる
制作した店舗や施設のゲームは、オンラインで公開するだけでなく、展示会やリアルイベントでも活用できます。
例えば、企業の展示ブースにゲーム体験コーナーを設け、来場者に実際に遊んでもらう方法です。
店舗や施設を舞台にしたゲームは、画面を見ただけでも「これは何だろう?」と興味を持ってもらうきっかけになります。
さらに、東京ゲームショウのような大型ゲームイベントへの出展を検討することもできます。
従来の企業プロモーションとは異なるユーザー層に、店舗や施設の魅力を紹介できる可能性があります。
一度制作したゲームを、オンライン・展示会・イベント・SNSなど幅広く活用できることも企業にとってのメリットです。
数百万円から検討できる店舗・施設のゲーム化
店舗や施設をゲームにするには、大きな予算が必要だと思われるかもしれません。
しかし、RobloxやFortniteでは、企画や制作規模によっては、数百万円程度からオリジナルゲームを制作することも可能です。
例えば、300万〜500万円程度の予算でも、店舗の一部を再現したシンプルな探索ゲームや、施設をモチーフにしたミニゲームなどを検討できます。
一方、大規模な商業施設を高精細に再現したり、複雑なゲームシステムを実装したりする場合には、さらに予算が必要になります。
重要なのは、すべての店舗や施設を忠実に再現することではありません。
その店舗や施設の特徴を、どのような遊びに変えるか。
アイデア次第で、比較的コンパクトなゲームでも印象に残るブランド体験を提供できる可能性があります。
※制作費用は再現範囲やゲームの機能によって異なります。公開後の運用、アップデート、広告などには別途費用が必要になる場合があります。
まとめ|店舗や施設は「遊べるブランド体験」に変えられる
企業の店舗や施設は、商品やサービスを提供する場所であると同時に、ブランドの魅力を伝える大切な空間です。
Roblox・Fortniteを活用すれば、その店舗や施設をゲームの舞台に変え、これまで接点のなかったユーザーにも楽しんでもらうことができます。
さらに、若年層への認知拡大、ブランドへの親しみづくり、リアル店舗への関心喚起、展示会やイベントでの活用など、その可能性は幅広くあります。
重要なのは、「店舗や施設をバーチャル空間に再現すること」ではなく、「その場所で遊ぶ楽しさを作ること」です。
店舗や施設を新しいエンターテインメント体験に変えることで、企業とユーザーをつなぐ新しいマーケティングの形が生まれるのではないでしょうか。
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