RobloxとFortniteの違いとは?企業・自治体のマーケティング活用で比較

企業や自治体によるゲームを活用したマーケティングが広がる中、注目されているのが「Roblox(ロブロックス)」と「Fortnite(フォートナイト)」です。
どちらも世界中に多くのユーザーを持ち、企業やブランドが独自のゲームやバーチャル空間を制作できます。
一方で、ユーザー層やゲームの特徴、得意とする表現には違いがあります。
今回は、企業・自治体がマーケティングに活用するという視点から、RobloxとFortniteの違いをわかりやすく解説します。
RobloxとFortniteは「ゲームを作れるプラットフォーム」
RobloxとFortniteというと、一つのゲームタイトルをイメージする方も多いかもしれません。
しかし現在は、どちらもユーザーやクリエイターが独自のゲームや体験を制作し、世界中に公開できるプラットフォームとして成長しています。
Robloxでは「Roblox Studio」、Fortniteでは「UEFN(Unreal Editor for Fortnite)」という制作ツールを利用することで、オリジナルゲームを開発できます。
そのため企業も、自社の商品やブランド、店舗、観光地などをテーマにしたゲームを制作し、ユーザーに遊んでもらうことができます。
Robloxの特徴は若年層と多様なゲーム体験
Robloxの特徴の一つが、若いユーザーとの接点です。
2026年2月にRobloxが公表した年齢確認済みの日次アクティブユーザーの構成では、13歳未満が35%、13〜17歳が38%でした。ただし、これは年齢確認済みユーザーを対象としたデータであり、全ユーザーの年齢構成そのものではありません。
また、Robloxにはアクションゲームだけでなく、ファッション、育成、ロールプレイ、シミュレーションなど、非常に幅広いジャンルがあります。
そのため、商品の世界観を体験してもらったり、アバターを着せ替えたり、アイテムを集めたりと、ブランドとユーザーが継続的に接点を持つ体験を設計しやすいことが特徴です。
特にZ世代・α世代との接点を重視する企業にとって、活用を検討しやすいプラットフォームの一つです。
Fortniteの特徴は高品質なグラフィックとゲーム体験
Fortniteでは、Epic Gamesが提供する「UEFN」を使ってオリジナルゲームを制作できます。
UEFNはUnreal Engineをベースとしており、高品質な3D空間を制作できることが大きな特徴です。
例えば、
実際の街や観光地をリアルに再現する
建物や店舗を3Dで再現する
本格的なアクションゲームを制作する
大人数で参加するゲームイベントを開催する
といった企画と相性があります。
実在する場所をゲームの中に再現し、ユーザーにその場所を探索してもらうなど、リアルな空間とゲームを組み合わせたプロモーションにも活用できます。
企業マーケティングでは何が違う?
RobloxとFortniteのどちらが優れているというより、重要なのは「誰に、どのような体験を届けたいか」です。
大まかな特徴を整理すると、次のようになります。
Roblox | Fortnite | |
特徴 | 多様なゲーム・ソーシャル体験 | 高品質な3D・ゲーム体験 |
若年層 | 特に強い | 強い |
リアルな街・施設の再現 | ○ | ◎ |
育成・収集ゲーム | ◎ | ○ |
ファッション・アバター | ◎ | ○ |
アクションゲーム | ○ | ◎ |
継続的な運営 | ◎ | ○ |
イベント・大会 | ○ | ◎ |
例えば、観光地や街並みを高品質な3D空間として再現し、その中でゲームを楽しんでもらうのであればFortnite。
一方、ファッションブランドがユーザーにアバターを着せ替えてもらい、継続的にブランドと接点を持ってもらうのであればRoblox。
このように、目的から逆算してプラットフォームを選ぶことが重要です。
自治体のプロモーションにも活用できる
RobloxとFortniteは、企業だけでなく自治体のプロモーションにも活用できます。
例えば地域の街並みや観光地をゲーム内に再現し、その地域ならではのアイテムや文化をゲームのルールに組み込むことができます。
さらにオンラインだけで完結させず、
ゲームをプレイする → 地域を知る → SNSで興味を持つ → 実際に地域を訪れる
という流れまで設計することで、観光プロモーションや地域ブランディングにつなげることも考えられます。
また、制作したゲームを東京ゲームショウなどのリアルイベントで体験してもらうことで、オンラインとリアルを組み合わせた施策も可能です。
大切なのは「RobloxかFortniteか」から考えないこと
企業・自治体がゲームを活用する際に、最初から「Robloxで作ろう」「Fortniteで作ろう」と決める必要はありません。
まず考えるべきなのは、
誰に届けたいのか。
何を伝えたいのか。
どのような体験をしてもらいたいのか。
というマーケティングの目的です。
例えば「10代を中心にブランドとの継続的な接点を作りたい」という目的と、「地域の美しい街並みをリアルに再現して国内外に発信したい」という目的では、適したゲームの設計もプラットフォームも変わります。
目的を明確にしたうえで、RobloxとFortniteそれぞれの特徴を生かすことが重要です。
まとめ
RobloxとFortniteは、どちらも企業や自治体がオリジナルゲームを制作し、世界中のユーザーへ届けられるプラットフォームです。
Robloxは、若年層を中心としたコミュニティや、ファッション・育成・収集などの継続的なゲーム体験に強みがあります。
Fortniteは、UEFNを活用した高品質な3D表現や、アクション性のあるゲーム、リアルな街・施設の再現などに適しています。
重要なのは、プラットフォームありきではなく、マーケティングの目的から最適なゲーム体験を考えることです。
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