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IPをRobloxで展開するメリットとは?ゲームから新しいIPを生み出す可能性も

2026/09/13

IPをRobloxで展開するメリットとは?ゲームから新しいIPを生み出す可能性も

アニメ、漫画、キャラクターなどのIPを、Roblox(ロブロックス)で展開する動きが広がっています。

Robloxでは、IPの世界をゲームとして体験してもらえるだけでなく、キャラクターアイテムの販売、期間限定イベント、他のRobloxゲームとのコラボレーションなど、さまざまな展開が可能です。

さらに注目したいのが、「既存IPをRobloxに持ち込む」だけではなく、「Robloxで生まれたゲームを新しいIPへ成長させる」という逆方向の流れです。

今回は、IPをRobloxで展開するメリットと、Robloxを起点としたIPビジネスの可能性について解説します。

なぜIPとRobloxは相性が良い?

従来のIP展開では、アニメを見る、漫画を読む、グッズを購入するといった楽しみ方が中心でした。

Robloxでは、そのIPの世界そのものをゲームにすることができます。

例えば、

  • キャラクターと一緒に冒険する

  • IPの世界を自由に探索する

  • キャラクターを育成・収集する

  • アバターに衣装を着せる

  • 友達とミッションに挑戦する

  • 期間限定イベントに参加する

といった体験を提供できます。

つまり、ファンにIPを「見てもらう」だけではなく、IPの世界の中で「遊んでもらう」ことができるのが大きな特徴です。

若い世代にIPを知ってもらう入口になる

長く続いているアニメや漫画、キャラクターIPにとって課題の一つになるのが、新しい世代のファン獲得です。

既存のファンには広く知られているIPでも、Z世代・α世代では認知度が異なる場合があります。

そこでRobloxを「IPとの最初の接点」として活用する方法があります。

例えば、IPを知らなかったユーザーが、

・Robloxでゲームを発見
 ↓
・ゲームをプレイ
 ↓
・キャラクターを好きになる
 ↓
・アニメや漫画などの原作を知る
 ↓
・グッズやリアルイベントにも興味を持つ

という流れです。

Robloxゲームそのものを、次世代のファンを獲得する入口として位置付けることができます。

逆に「RobloxゲームからIPが生まれる」時代へ

さらに興味深いのが、逆方向の動きです。

つまり、

Robloxゲーム → 人気キャラクター・世界観 → IP化 → 映像・商品などへ展開

という流れです。

Robloxでゲームを公開すると、ユーザーがどのキャラクターを好んでいるのか、どのゲーム体験が支持されているのかを、実際のプレイを通じて確かめることができます。

従来はキャラクターを作り、漫画やアニメなどを展開した後に人気を判断するケースも多くありました。

Robloxでは、ゲームを市場に出し、ユーザーに遊んでもらいながらIPを育てるという考え方が可能になります。

Roblox発IPの代表例「Adopt Me!」

Adopt Me! | Robloxでプレイ

その代表例の一つが「Adopt Me!」です。

2017年にRoblox上のゲームとしてスタートし、ペットを集めたり育てたりするゲームへと発展。その後はゲームの枠を超えて、玩具やぬいぐるみなどへブランドを展開しています。

これは、最初に有名なキャラクターが存在してゲーム化されたのではなく、Robloxで人気ゲームが生まれ、そこからキャラクターやブランドの価値が広がっていった例といえます。

ゲームでキャラクターへの愛着を形成し、その人気をリアルな商品へ展開する。

Roblox発のIPビジネスを考えるうえで、非常に分かりやすいモデルです。

IP・キャラクターを持つ企業とは特に相性が良い

特に収益化との相性が良いと考えられるのが、キャラクターや漫画、アニメ、ファッションブランドなどのIPを持つ企業です。

例えばキャラクターIPであれば、

・ゲームを無料公開
 ↓
・ゲーム内でキャラクターを育成
 ↓
・アイテムや衣装を収集
 ↓
・期間限定イベントを開催
 ↓
・新しいキャラクターやコンテンツを追加

といった継続型の運営が考えられます。

Robloxで若年層にIPを知ってもらう「プロモーション」と、ゲーム内で収益を生み出す「事業」の両方を組み合わせられる可能性があります。

「Grow a Garden」など映像化へ進むRoblox発ゲームも

庭を育てよう | Robloxでプレイ

近年はさらに、Roblox発ゲームが映像IPへ発展する動きも出ています。

2025年に世界的なヒットとなった「Grow a Garden」は、Roblox自身も記録的な同時接続ユーザーを獲得した作品として取り上げています。

2026年には「Grow a Garden」や「Steal a Brainrot」などのRoblox発ゲームについて、映像作品への展開が進められていることも報じられています。

また「Jailbreak」についても映像化プロジェクトが進んでいると報じられています。

これはRobloxが単なる「ゲームを公開する場所」ではなく、次のキャラクターやエンターテインメントIPが生まれる場所になり始めていることを示す動きです。

日本のIP企業にも大きな可能性

日本には、アニメ、漫画、ゲーム、キャラクターなど、世界的な競争力を持つIPが数多く存在します。

Robloxはグローバルなプラットフォームなので、日本国内だけでなく海外のユーザーにIPを知ってもらう接点としても活用できます。

特に、

・既存IPの若年層への認知拡大
・海外ファンの獲得
・ゲーム内アイテムによる収益化
・クリエイターとのコラボレーション
・新しいキャラクターのテストマーケティング

など、プロモーションとIPビジネスを組み合わせた展開が考えられます。

講談社のIPもRobloxのライセンスカタログに展開されており、2026年には『ブルーロック』『転生したらスライムだった件』なども利用可能なIPとして案内されています。

日本のIP企業にとっても、Robloxは無視できない市場になりつつあります。

まとめ

RobloxにおけるIP活用には、大きく2つの方向があります。

一つは、既存のアニメ・漫画・キャラクターIPをRobloxへ展開し、新しいファンとの接点を作ること。

もう一つは、Robloxでゲームやキャラクターを育て、そこから新しいIPを生み出すこと。

今後は、

IP → Roblox

だけではなく、

Roblox → IP → グッズ・映像・リアル展開

という流れも、エンターテインメントビジネスの新しい選択肢になっていくでしょう。

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