Robloxが発表した新機能とは?企業マーケティングへの影響を解説

2026年9月、Robloxは開発者向けのイベント「Roblox Developers Conference(RDC 2026)」を開催し、今後のRobloxを大きく変える新機能や方針を発表しました。
今回の発表で特に注目したいのが、「遊ぶ」「作る」「見つける」という3つの領域の進化です。
Robloxによると、前四半期だけでも180カ国以上のユーザーが合計290億時間をRoblox上で過ごしています。ゲームプラットフォームとして成長を続ける一方、企業にとってもZ世代・α世代と接点を持つマーケティングプラットフォームとして存在感を高めています。
今回はRDC 2026の主な発表と、企業マーケティングにどのような影響を与えるのかを紹介します。
1.ブラウザから直接Robloxをプレイ可能に
今回の発表の中でも、企業マーケティングに大きな影響を与えそうなのが「Web Player」です。
2026年末までに、ChromeのブラウザからRobloxのゲームを直接プレイできるようになる予定です。
これまでRobloxをプレイするには基本的にアプリを起動する必要がありましたが、今後はWebサイトや検索結果、YouTube、X、メールなどに掲載されたリンクからゲームへアクセスし、そのままブラウザ上でプレイできるようになります。
企業にとっては、広告やSNSからRoblox体験までの導線を短くできる可能性があります。
例えば、
「SNSでキャンペーンを知る → URLをクリック → Robloxをプレイする」
というシンプルなユーザー導線を構築できれば、Robloxを使ったプロモーションのハードルはさらに下がるでしょう。
2.AIによるゲーム制作がさらに進化
RDC 2026では、ゲーム制作におけるAI活用についても大きな発表がありました。
新しい「Build」では、プロンプトを入力することでゲームを制作できます。ニュージーランドで行われたアルファ版では約9,000本のゲームが公開され、Buildでゲームを作ったユーザーの71%は、それまでRoblox Studioを利用したことがなかったとRobloxは発表しています。
さらに2026年後半には「Scene Generator」も登場予定です。
テキストによる指示と参考画像からゲーム内のシーンやレイアウトを生成し、その後Roblox Studioで細かく調整できるようになります。
こうした生成AIの進化によって、ゲーム制作の試作や検証がこれまで以上にスピーディーになることが期待されます。
企業のRoblox活用でも、企画段階で複数のアイデアを試したり、短期間でプロトタイプを制作したりすることが容易になっていくでしょう。
3.Roblox内でゲームを発見する方法も変化
Robloxはゲームを「作る」だけでなく、「見つけてもらう」仕組みも強化しています。
その一つがショート動画型の「Moments」です。
ユーザーはゲームプレイ動画を視聴し、気になったゲームがあればそのままプレイできます。
さらに2026年10月からは、Momentsに登場するアバターをタップし、表示されているアイテムなどを購入できる機能も予定されています。
TikTokやYouTube Shortsのように、
「動画を見る → 興味を持つ → ゲームをプレイする → アイテムを購入する」
という流れがRobloxの中で完結する方向へ進んでいます。
ブランドにとっても、ゲームを制作して終わりではなく、動画やUGCなどを活用しながらユーザーにゲームを発見してもらう施策が、これまで以上に重要になりそうです。
企業のRobloxマーケティングはどう変わる?
今回のRDC 2026を見ると、Robloxは単なる「ゲームを公開する場所」から、ユーザーがゲームを発見し、プレイし、コミュニケーションし、アイテムを購入するまでを一つのプラットフォームで実現する方向へ進んでいます。
さらに、ブラウザからの直接プレイやAIによる制作支援が進めば、企業がRobloxをマーケティングに活用するハードルも下がっていく可能性があります。
特にZ世代・α世代との接点を求める企業にとって、
Roblox上でブランド体験を提供する
SNSやWeb広告からゲームへ誘導する
ゲーム内イベントを開催する
アバターアイテムを展開する
動画やUGCを通じてゲームを拡散する
といった施策を組み合わせたマーケティングが、今後さらに重要になっていくでしょう。
まとめ
RDC 2026では、ブラウザプレイ、AIによるゲーム制作、ショート動画型のゲーム発見機能など、Robloxの今後を示す多くの新機能が発表されました。
これらに共通しているのは、「Robloxを始める・作る・見つける」までのハードルを下げようとしている点です。
企業にとっても、Robloxは単にゲームを制作する場所ではなく、若年層との新しいブランド接点をつくるプラットフォームとして、さらに活用の幅が広がっていくと考えられます。
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